抽象度がわかれば今日からトラブルがおきなくなる!

お久しぶりです、シンシンです。

あなたは人間関係でもめ事が起こった時、

冷静に穏便に鎮火させたいですか?

それとも応戦し泥仕合をしたいですか?

もし冷静に穏便に解決したい場合、その解決策を紹介させていただきます。

そのキーになる知識が今回のテーマ【抽象度】です。

もし抽象度で怒りの感情が制御できれば、

あなたは冷静に相手について分析できるようになります。

なぜなら自分を客観視することで同時に相手も客観視できるようになります。

この記事を読んで得られる知識

●怒りの感情と抽象度の密接な関係がわかる

●怒りの感情をすぐ出す人は抽象度が低いことがわかる

●抽象度を高くすることであらゆることが客観視できる

抽象度をあげれば自他ともに客観視でき、コントロールできます。

まずは抽象度とはなにかを先にざっくりと把握しておきましょう。

抽象度とはなにか?

結論:抽象度とは情報量の多さ少なさによって階層化することができるという考え方。

なぜなら人間は無意識にモノや生物を区別し認識しています。

抽象度ということですから、情報量の度合いをさします。

情報量の多さ、低さを度数で認知するということ。

●多量の情報を認識し、区別することを抽象度が低いといいます。

●少量の情報量で区別することを抽象度が高いといいます。

【具体例】

隣の家の鈴木さんの娘

大阪市の女の

大阪府の女の子

日本人の女の子

アジアの女の子


世界の女の子

人類

生物

となります。

ほど抽象度が低く、へいくほど抽象度が高くなります。

抽象度が低い隣の家の鈴木さんの娘だと極めて情報量が多く具体的です。

抽象度が高い生物だと極めて情報量が少なく抽象的です。

生物なので、人間、イヌ、蚊などに属性をそろえるまでの情報量。

では次に、

「なぜ抽象度の認識が必要なのか?」

について触れていきます。

なぜ抽象度の認識が必要なのか

結論:他人軸での認識を考えることで対人での情報量の差を把握できる

わかりやすく言うと、他人の考えと自分の考えは違って当たり前なのです。

その要素が抽象度で表せるということ。

交通安全で例えをしていきましょう。

バイクや車を乗っている人は教習所で運転に必要な交通安全のルール・情報を得ます

対して歩行者は免許を持っていないと交通安全のるーる・情報が乏しい

ここに自分と他人の保有した情報量に差が発生します。

持ち合わせた情報で判断する。

そして差のズレから生まれる価値観の衝突が発生。

人間関係を悪化するのです。

【具体例】

あなたはバイクで道路を走っています。

そこに歩行者が横断しようとしました。

あなたはいきなり道路を横断する歩行者に

「いきなり出てきたら危ないだろ!」

と思考しイラッとし避けます。

歩行者はバイクのスピード、車体感覚をみています。

「このスピードでこの車体感覚なら渡れるだろう。みんな渡ってるし。バイクなら車体も小さいし避けていくだろう」

そのように思っています。

ここで身の安全や持ち合わせた知識の差にズレが生じていることがわかると思います。

【抽象度が低い考え方】

基本的には一場面ごとに自分の情報を元に判断する。

人間なので、歩行者は急いでいれば身の安全を危ぶんでも急ごうという心理になります。

万が一事故になっても歩行者の方が立場が強いともおもっているかもしれません。

そういった根拠のないテレビなどで得た情報に従うケースもあるでしょう。

●みんな渡ってるし問題ない(根拠はない)

●もし危ないなら避けるか止まるだろう

●なんなら歩行者だから事故を起こしても有利

こういった人は抽象度が低い考え方といえます。

なぜならもし事故をした時に迷惑のかかる人達のことを想定していません。

事故による他車の通行妨害や家族、会社に心配や迷惑をかける恐れがある。

想定が甘い。

【抽象度の高い考え方】

●安全を害した歩行者が統計的に一定数いる

●自分本位の行為にもしっかり対応する気構えができている

●歩行者の自分本位の心理がわかっている

こういった運転や気配りは抽象度が高い考え方です。

抽象度が高いとあらゆる危険性を予測します。

●こちらをみている先の歩行者が横断をはじめそう

●後ろを確認せず歩道から公道へ出てきた

●横断しようとし、途中で引き返すかもしれない

要するに、「かもしれない運転」ですね。

抽象度が高いと、そもそも抽象度の低い考え方の人が居るものと捉え、事態に備える。

これが抽象度の違いです。

交通安全については上記のように捉えます。

では、より抽象度をあげて考えていき対策を考えます。

どうやって抽象度を活かすのか

結論:あらゆる場面で抽象度の低い人との接点をトラブルシミュレーションをしておく。

なぜなら

あなたの1日の生活リズムで人間関係のトラブルが起きそうな場所は把握できるはずです。

職場だと上司、先輩、同僚、先方、顧客、家族など、、

場所だと店、電車、商店街、通勤通学路、自宅、職場など

あなたが巻き込まれるであろうトラブルを想定しておきます。

そして抽象度の低い対応をする人を把握しておくのです。

【具体的なシチュエーション】

●このコンビニの店員は会計時いつもなにも言わない

●ここの交差点はいつも赤信号でつっこんでくる車がいる

●この先輩は少しでも遅いだけで罵声をあびせてくる

などですね。

天気予報で「今日は夜に雨が降る見込みです。」

と言われれば傘を持っていきますよね。

同僚が「明日飲みに付き合ってくれよ。」

といわれれば多めにお金を持っていきますよね。

それは未来をシミュレーションし、きたる局面に備えているわけです。

抽象度の低い人と遭遇することがわかっている。

なのでしっかり備えておきましょう。

今日から抽象度を意識して生活しよう

あなたがこの記事を読み進めているということは、毎回とは違えど抽象度の低い対応をしたことがあると思います。

わたしも極力抽象度の高い対応を心掛けていますが、稀に抽象度の低い対応をしてしまうことがあります。

私が実際、抽象度の低い対応をする場合の多くは、想定していなかったケースが多いです。

想定していなかったケースを学びとし、事前に対応策を練る。

それが抽象度の高い私生活を送る秘訣と認識しています。

はじめは思いつくところから想定し、対応策を考え行動に移していっていただけると、この記事を書いた甲斐がありうれしく思います。

お互いに今日から抽象度の高い私生活を送っていきましょう。

参考文献

今回の記事の参考文献はこちらです。

苫米地英人先生は認知科学者です。

苫米地英人先生は多くの人生のアップデートの機会を与えてくれる著書を執筆しています。

もし気になりましたらチェックしてみてください。

苫米地英人先生公式サイト